敢えて「母子家庭」と言う。
私は自分の家庭を、敢えて「母子家庭」と呼んでいます。単に「我が家は母である私と子どもとの家庭だから、母と子どもだけの家庭で母子家庭」という意味合いしかありません。
最近はひとり親家庭であるとか、シングルマザーとかシングルファーザーなんて言ったりしますよね。
でも、この呼び方、まるで子供のもう一方の親が存在していないみたいで、好きじゃないんです。キリストの処女懐胎みたいな。
どんなパートナーだったにせよ、子どもの半分は絶対パートナーから出来てる。
離婚しようが、死別しようが、婚姻によらなかろうが、親は親。同居する側の親も別居する側の親も、その事実から逃げちゃいけない。まるで別居した側の親とその子どもは互いに存在しないような扱いってなんか違うんでないの~?と思ってしまうんです。
もちろん、未だに昔のトラウマとか嫌な思い出とかよみがえってきたりはするんですけど、私との関係ではそうだっただけで、子どもとはまた別物だと思うんですよね。
たぶん、今の世の中では私のほうが変わってる側なのかもしれません。