母子家庭現在進行形

DVモラハラ夫の元から幼児を連れて離婚。実家にほぼ頼らず、養育費と児童関係の手当と自分の給料で何とか暮らしてます。

母子家庭の母の転職活動

最近、転職をしました。2年半近く務めた個人の士業事務所のパートを辞め、大手の士業法人にパートで入社したのです。 

 

転職した理由としては 

 

  1. 雇用主と性格的に合わなくなってきた 
  2. 高度な業務内容をこなし始めた割に時給が入社時から全く上がらない 
  3. 少しでも若いうちに大手の法人に行ってキャリアアップしてみたかった

 

なのですが、一番の理由は雇用主と合わなくなったからでしょうか。仕事内容そのものは全く嫌いではなかったのですが、仕事以外の一挙手一投足に対して細かく言われたり怒鳴られたりするのに、元夫との生活を思い出して耐えられなくなった感じです。

 

今までの転職活動は仕事を辞めてから行っていましたが、今回は初めて、仕事をしながら転職活動をやりました。

 

転職にあたって利用したのは 

  1. 業界特化型の求人サイト 
  2. ハローワーク  

ですが、私の地域の母子寡婦社会福祉協議会でも求人紹介をしているので、そちらもこまめに見ていました。 

 

転職にあたって重視した条件は4つ。  

  1. 週5日で30時間程度の勤務(フルタイムはまだまた負担が多過ぎるので)
  2. 通勤が1時間程度(近所が理想だけど、なかなか士業事務所がない) 
  3. 時給が今よりも上がること(我が子&自分の学費も稼がないと) 
  4. 今やっている経験が生かせること(極力)

 

業界特化型の求人サイトでは履歴書と職務経歴書をアップして、スカウトシステムを利用しました。職務経歴書には現在の自分の業務内容、担当したクライアントの種類と規模を特に細かく書いたこともあり、かなりスカウトを頂きましたが、やはり業界特化型サイトは正社員中心なうえ、通勤に遠いところばかりで、なかなか条件にあいませんでした。 

 

ハローワークはマザーズハローワークを利用しました。

ホーム | マザーズハローワーク東京

 

マザーズ専用求人もあるのと、たまたま前の職場に近かったというのもあります。ハローワークは士業事務所のパート求人も多いので、10社ほど応募しました。結果として、その中の一つに採用される事になります。 

 

マザーズハローワークさんの良かったところは、後フォローがあったこと。求職活動中もお電話頂いたり、私の希望に合う求人票を向こうから送って下さったりと、孤独になりがちな母子家庭の母にとって、そういう、いい意味でのおせっかいがありがたかったです。

 

また、母子寡婦社会福祉協議会のキャリア相談も利用しました。転職にあたっての懸念事項(自分の年齢や子どもの就学のこと、生活のことなど)を話して、アドバイスをもらったり、自分の頭を整理したりして、とても助かりました。 

 

母子寡婦社会福祉協議会は各都道府県に1つありますが、母子家庭・父子家庭の情報が集約されているので、困った時はこちらによく相談しています。ネットではわからないノウハウも教えてもらえる上に、職員さんも母子家庭・父子家庭に理解のある方ばかりなので相談しやすいです。 

 

(財)全国母子寡婦福祉団体協議会 

 

アドバイスを受けたこととして、一番心強かったのは、「経験があればそんなに年齢は問われない」ということでした。私の場合は正社員ではなくパートタイム希望だったので、その点でも就業先は見つけやすかったかもしれません。 

 

採用された面接の際に特にアピールしたのは3つほど。

  1. 自分の経験 
  2. 突発的な休みの少なさ 
  3. キャリアアップを怠らない姿勢

子供がいる場合、実家が近くにあるかは確実に聞かれる事項だと思います。我が家の場合は実家が近くにないことをサラッと伝え、突発的な休みは少ないこと、病気になった時は病児保育に預けている旨を伝えました。

 

自分の家庭的な事情は変えようがないので、あくまでも事実として伝える程度にとどめ、スキルや資格取得などでキャリアアップしている姿勢をアピールしました。 

 

母子家庭に限らず、子供がいるから、実家が近くにないから等々をひけめに感じる必要ってないと思います。あくまでも職場に貢献できるスキルはあるんだと、私を採用したらいいことあるんだぞ!ぐらいの気持ちで臨みました。(笑) 

 

それが良かったのかどうかはわかりませんが、面接したその場で採用が決まりました。 

 

現在就業してみて、ついていくのに必死なところもありますが、今のところこの選択は間違っていなかったと感じています。 

 

母子家庭に限らず、事情を抱えて働くということは何らかのフラストレーションやジレンマを抱え続けて働くということでもあります。 

 

しかしながら、何もなさそうに働いている人でも、見えない事情があるかもしれないし、これからなにか事情を抱えるかもしれない。 

 

だから、自分ではどうにもならないことで悩み続けるより、少しでもやりたいことを少しずつでも。最短ルートを目指すのではなく、自分の最適ルートを探し続ける。そんな風にこれからも歩んでいけたらいいなと思っています。