幸せになれると思って結婚し、幸せになれると思って離婚した。
母子家庭歴もはや4年、我が子に自分の父親と暮らした記憶はほぼないと思います。
ただ、面会交流は欠かさずにやっていますので、我が子にとっては父親とは「月に一回遊ぶ、優しい存在」であるようです。
我が家は父親の話題はタブーにはしていませんので、元夫の話題は普通に出ますし、私から話題を振る事もありますが、そういったやりとりのなかで、我が子から何気無しに「お父さんと一緒に暮らせばいいじゃん」と言われたり、「お父さんは何でうちにいないの?」と言われる事があります。
正直、私にとってはとても答えづらい質問なのですが、出来るだけサラっと「(一緒に暮らさないことは)私たち三人にとって、1番幸せな事だと、お父さんとお母さんで考えたからだよ」と答えています。この答えに嘘は無いけれど、ごまかしているような気がするのもまた事実。未だにこの罪悪感は消えません。
きっとそれは、私自身がいちばん、元夫との交際から結婚生活、そして離婚に至るまでの出来事をうまく消化(及び昇華)しきれていないからなのでしょう。
一人ですべてを支える生活に疲れ、日々の生活に行き詰まった時など、結婚前から暴力はあったのに何故結婚して子供までもうけたのか、逆に子供までもうけておいてなぜ離婚したのか、もっと我慢出来たのではないかと責めてしまうこともあって、負のスパイラルにはまり込む事があります。
そうやって自分を責めて責めて責め続けた先に「幸せになれると思ったから、幸せになれると思ったからだよな」と、スーッと気持ちが軽くなる瞬間があって、それからはあまり自分を責めなくなりました。これも消化(及び昇華)の第一歩かもしれません。
また、日々の暮らしで資格を取ったり、キャリアアップしたり、生活水準が徐々に上がっていく実感が、少しずつ私に自信を与えてくれます。
そして何と言っても我が子の成長。実は親が思うより子供はしなやかにこの状況を理解しているのかなぁと思うことも。さすがに楽観的過ぎる気もしますが。(笑)