母子家庭現在進行形

DVモラハラ夫の元から幼児を連れて離婚。実家にほぼ頼らず、養育費と児童関係の手当と自分の給料で何とか暮らしてます。

行政書士試験合格体験記

ブログではご無沙汰しております。

この度、昨年の11月に受けた行政書士試験に合格しました。

一般財団法人行政書士試験研究センター

 

2回目の受験で合格できて本当によかったです。今回はどのように勉強していたかを備忘録的に書いていこうと思います。
 

行政書士試験を受けるきっかけ

社会保険労務士の試験を受けるためです。(笑)社会保険労務士の試験を受けたい!と思ったときにいろいろ調べたところ、この試験には受験資格があり、私にはどれもあてはまりませんでした。現状、最短で受験するには行政書士試験に合格するのが良さそうだということになり、行政書士を受験することに決めたのでした。

 

1年目の受験

2013年の11月に書店で行政書士試験のテキストを買って読むことから始めました。評判の良かった伊藤塾のものに。

 

うかる!  行政書士 総合テキスト 2016年度版

うかる! 行政書士 総合テキスト 2016年度版

 

 法律を勉強するということがほぼ初めてだったので、とりあえずテキストに書かれたとおりにざっと読んでみるということから始めました。2014年の5月にFP2級の試験を受けたりして、結局本格的に勉強を始めたのは6月からでした。とりあえず、テキスト読んで→問題解いて一通り勉強したら、過去問を繰り返し解くという、簿記やFPで会得したやり方を踏襲していました。
 

確かに、このやり方は間違いではなかったのですが、知らず知らずのうちに問題の内容を理解するというよりも、この問題の答えはこれというのを暗記していくようになっていて、自分としては理解できているつもりで本番の試験に臨んだところ、なんだかよくわからないまま終わってしまいました。

2014年の試験は初めて補正措置が入って、合格基準点が180点から166点に下がるくらい難しい試験だったのですが、結果として130点に終わり、不合格。特に行政法で散々な結果におわり、法令科目の強化が必要だと痛感。逆に一般知識は初見の問題でも十分合格基準点に達しており、直前期に対策するだけで十分だなと自信がつきました。

 

2年目の受験

独学の難しさを感じたので、通信教育を利用することに。あれこれ検討した結果、一番費用が安かったクレアールに、試験終了後すぐに申し込みをしました。

www.crear-ac.co.jp

12月から勉強を始めましたが、最初はテキストの多さに面食らいました。Webで授業を視る→1単元終わるごとにテキスト付属の過去問を2回解く→授業では飛ばした部分も含めてテキストをきっちり読む→1回問題を解く→次の単元へというペースで勉強しました。
 

本来ならば8月あたりでインプットは済ませて、9月からは直前期の追い込みに入る予定だったのですが、日々の生活に追われたり、8月には入院したりして、インプットがすべて終わり、結局追い込みに入れたのは独学の時と同様に10月から。
 

私の選んだ中級コースは課題がとても多く、結局こなすことができたのは基本テキストと記述式のテキストだけ。時間もないので、まずは予想模試を解いてみて、現時点でどこが弱点なのかを把握して、主に行政法民法の弱点個所それぞれ3つずつ強化するという作戦に出ました。

 

2回の予想模試を解いてみて、あまりの解けなさ加減に青ざめました。法令科目が全く合格基準点に達していません。やばい、これはやばいと焦ったことを今でも思い出します。

 

諦めそうになりましたが、ここで頑張らなければまた1年を棒に振ってしまう!と気合を入れなおし、行政手続法、行政事件訴訟法、行政法の一般的な法理論、物権変動と契約、保証や連帯、意思表示あたりの過去問を解き、問題に出てくる条文を手書きして覚えるようにしました。この条文を手書きしたことはかなり知識定着につながり、試験で役に立ちました。設問を選ぶ際にどこが違うのかが明確になるし、記述式問題では条文や判例をそのまま書かせることがあるので、やはり法律の試験は条文を覚えることが重要だなと思いを強くしました。試験前1週間は有給をとってひたすら何度も間違えた問題を解き、条文を覚える作業を繰り返しました。

 

また、ここ2年で、親子関係に関する重要な最高裁判決が出ていたので、今年は親子関係が問題で出そうだなと思っていました。試験会場に向かっているときに嫡出否認の訴えについての条文をチェックし、記述式でそこがばっちり出たときはよっしゃ!と思いました。(笑)

 

受験してみて

実際に試験を受けてみた印象は、去年より簡単ということ。実際今回の合格率は13.1 %と過去最高なので、補正措置はないだろうなと思っていました。実際の結果は法令科目が156点、一般知識が40点。特に行政法で取りこぼしが少なかったことが勝因かなと思います。

 

自分なりに合格に役立ったことを3つ上げると

  1. 基本テキストをしっかりやりこむ。特に行政法民法
  2. 条文は手書きしてインプットする。
  3. 新聞を読む。

あたりでしょうか。

勉強時間の確保方法
 

ちなみに、いつ勉強していたかというと、朝です。朝4時~5時に起きて、子供が起きてくる6時30分ごろまで、1時間~2時間勉強していました。疲れた時でも10分、15分だけ勉強して、勉強しない日をできるだけ作らないようにして心理的負担をかけないようにしていました。追い込みの時期には3時~4時に起きることが多かったです。私はどうも通勤電車などで勉強しても落ち着かないタイプなので、家で1~2時間しっかり勉強して、通勤中はむしろ、SNSや新聞をタブレットで読んだり、音楽を聴いたりしてリフレッシュする時間に充てていました。

 

合格後のこれから

さっそく社会保険労務士の勉強を始めています。11月の試験終了後はちょっとお休みしてしまったので、なかなか体が勉強モードに戻らないのが難点ですが。社会保険労務士行政書士は試験範囲が違いますが、行政書士で勉強した憲法民法行政法の知識がないと理解しづらい箇所もあるので、勉強してよかったです。

 

8月の社会保険労務士試験に向けて、さらにさらに頑張ります。