母子家庭現在進行形

DVモラハラ夫の元から幼児を連れて離婚。実家にほぼ頼らず、養育費と児童関係の手当と自分の給料で何とか暮らしてます。

母子家庭の母が入院するとどうなるか?リターンズ 退院編

入院編はこちらから。 

familyofmotherandchild.hatenablog.com

 退院にまつわるあれこれ

  1. 入院期間が自治体のショートステイの預かり期限を超えることが確定したので、まずは児童相談所に連絡。
  2. 児童相談所のほうで、いろいろと調整してもらい、ショートステイと同じ施設にそのまま一時保護してもらうことが決定。(児童相談所の一時保護に関しては費用負担はありません。)
  3. 入院中の後半に自治体の家庭支援担当が病院に来て、後回しになっていた書類の記入と食事代の支払い。(我が家は住民税非課税世帯なので、ショートステイの利用料は免除になった。)
  4. 退院日が決まり、児童相談所に連絡。子供の引き取りには児童相談所の立ち合いが必要とのことで、時間調整。
  5. パジャマなどのレンタル品の解約を業者に連絡。
  6. 退院日当日は病室の整理をして、病院事務担当から入院費の計算結果をもらう。
  7. 入院費の計算結果が予想より高かったので、病院の会計窓口に出向いてひとり親医療証を提示して再度確認してもらう。(入院受付時にひとり親医療証を提示したのに...)
  8. 再計算の結果、入院時の食事代のみの負担となり、一安心。支払いを済ませて退院。

子どもの引き取りについて

  1. 今回は直接預け先の児童養護施設に出向いて引き取る形に。(前回は居所を教えてもらえなかった。)
  2. 児童養護施設の担当者、児童相談所の担当者、私、子どもを交えて軽く面談。入所中の生活の様子を聞いたり、我が家の家庭状況について聞かれたりなど。
  3. 子どもとともに帰宅

雑感

児童相談所の担当者との話の中で、「社会的養護というのは最後の手段なので、できるだけそこに至る前に対処できるようにしないといけませんね」と言う話をされたんです。行政側としては、「民生委員や頼れる近所の人とつながりを深めましょうっていう」いつもの話なんでしょうけれど。正直うんざりです。

それなりに周囲とはつながりはありますけど、ママ友とはいえ、私にはいきなり他所の子を長期間預かる勇気はないよ。助けるってあくまでも自分の生活が脅かされない程度だからできるもので、自分の生活が脅かされそうなら断っても決して間違いじゃない。

「我が家は確かに家庭に大人が足りないけれど、虐待もしていなければ、少なくとも衣食住に困るような生活もしていない、忙しいけれどそこそこ子どもに手もかけてる、単に緊急の時に預かってくれるような身内や隣人が居ないってだけで、なんで問題のある家庭みたいに言われなきゃならないの!?」

と言う思いで、頭にくるやら、くやしいやら。

行政からの福祉を受ける時によく直面するんですけど、福祉ってサービスとしては用意はしていてもすんなり使わせてもらえないんですよね。条件に合致してるならもっとカジュアルに使っちゃいけないんですかね?

例えていうなら、ものすごく空腹で入ったレストランで店員さんに注文したら、

「このメニューは天涯孤独で誰も身内がいない人が食べることをを想定してます。」

「あなた、身内いるんでしょ?このレストランに入る前に身内や近所の人に食べさせてもらうとか、なんとかおなかを満たすことはできなかったんですか?」

「本当に今あなたにはこの食事が必要なんですか?食事を食べずにやり過ごす方法はないんですか?」

 というやり取りを毎回しなきゃいけない感じ、と言えばわかってもらえるでしょうか?

うるせー!こっちは必要だと思ってレストランに来て頼んでるんだから、さっさと料理出せー!と言いたくなります。(笑)

 

個人的に福祉を受ける際に必要だと思うものは3つ

  1. 福祉サービスの存在や問い合わせ先にたどり着くだけの知識
  2. 担当者と渡り合うための交渉力(ケンカ腰にならない程度に粘り強く)
  3. 自分は福祉を受けてよい存在なんだという自己肯定感

特に3の自己肯定感が重要で、母子家庭や父子家庭だと生活のあらゆる面で交渉する場面が結構多くあると思うのですが、様々なつらい出来事に打ちひしがれている中でほぼ一人で問題に対処せねばなりません。
精神的に折れそうになりますけど、「自分は福祉を受けてもいいんだ、これを受けてまた立ち直ればいいんだ」と思うことで、乗り切れる可能性は高まると思うのです。

私の今回の経験が、どなたかの助けになれば幸いです。緊急の時に頼れる身内や隣人がいなくても決してあなたが悪いわけじゃない、何とかなります!自分を責めないで!